糸魚川の日常

糸魚川の日常

『糸魚川』という地名、読めますか?
……糸、魚、川と書いて『いといがわ』と読みます。
読み方がわかった人は、どれくらいこの地域のことを知っていますか?
どんな人が住み、どんな環境に囲まれ、どんな日常が営まれているか。
糸魚川のことを全く知らない人にも、今住んでいる人たちにも知ってほしい。
ここ『糸魚川』で営む暮らしを紹介します。

海も、川も、山もある。自然があるからできる暮らし

日本は四季の移ろいが鮮明な国ですが、その中でも糸魚川市は四方それぞれを豊かな自然に囲まれ、生活の中でより身近に四季を感じることができる土地です。
春には新緑の香りがあふれ、山菜があちこちからぽつりぽつりと芽を出します。山菜の香りとほろ苦さは、食卓に春を運びます。
夏は、太陽の照る暑さの中で思う存分海水浴や川遊びを楽しむことができます。夜になると、見渡す限りの星空の下、カエルの大合唱が聞こえます。
秋になり、あでやかに色づく山々が知らせるのは、収穫のとき。自然の恵みに感謝しながら、おいしいごはんに家族みんなで「いただきます」を。
そして冬。自然の厳しさを感じる季節です。「しんしん」と音を立て降り積もる白い雪に、生き物たちは、そっと息をひそめます。山の近くでは、一晩で1メートル近く積もるなんてことも。厳しい冬があるからこそ、春の訪れを喜び、自然に感謝することができるのです。

匂い、味、音、色、感触。
自然があるからできる暮らしが糸魚川にあります。

地域の人の心のあたたかさが、まちをつくる

いくつになっても元気で物知りなおじいちゃんおばあちゃん、黙々と仕事に精を出す人や地域で楽しく活動する若者、元気に自然と遊ぶこども……老若男女様々な人が住む糸魚川。ここに暮らす人は少し控えめでシャイだけど、世話好きで、親切で、あったかい。地区は他人でもどこかつながっている、まるで大きな家族のような存在を感じることができると思います。それは、自然に負けない勇ましい心と体がうまれ、お互いに寄り合いをつくる生活の知恵が残っているからです。
地域の方と仲良くなると、時には「これいるかね?」「たくさん採れたからこの野菜やるわ」と自然の食材が手に入ることも。持ちつ持たれつ、人は1人で生きているわけではないのだというつながりを実感できる瞬間です。そうそう、もちろんお礼は忘れないようにしましょう。
いうなれば糸魚川は、人がまちであり、まちが人なのです。

「なにもない」のに「なんでもある」

糸魚川には、都会のような24時間便利さに溢れた暮らしは残念ながらありません。
だからといって辺境の地のように都会が遠いわけではなく、北陸新幹線が開業したことで東京へはおよそ2時間。日帰りも可能です。高速道路もあるので、車に荷物を積んで様々な土地へ出かけられるのも楽しみのひとつです。
ただ、都会の暮らしと同じものを求めるならば「なにもない」と答えざるを得ません。
その代わり、自ら積極的に動き、身近な人とのご縁を大切にすれば、都会にはないものが「なんでもある」のが糸魚川です。

夕暮れ、ふと外を見れば水平線に沈む夕日がまちを照らします。
水が豊富で田んぼは広く、近くの川のせせらぎが聞こえてきます。
都会にいて、同じ景色を見聞きすることができるでしょうか。

出勤前に日本海で釣りをして、夜には釣った魚で晩酌。
雪の日は休みのたびにウィンタースポーツ。
家庭菜園で採れたて野菜が食卓に並び、子どもたちは自然を遊び場に学んでいきます。
糸魚川では自分らしい暮らしができ、あなたの「好き」が叶う場所かもしれません。

豊かさは便利とイコールではありません。たとえ不便でも、人間が生活していくために必要な「心が豊か」になる生活が、ここ糸魚川にはあるのです。

【 糸魚川世界ジオパーク 】

ジオパークは「大地の公園」とも言われます。糸魚川の地質的な特徴と、
そこに暮らす人々の歴史や文化が評価され、世界ジオパークに認定されました。

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移住に関する詳しい情報は下記のページをご覧ください(外部リンク)

糸魚川移住情報サイト「縁あっていといがわ暮らし」